SEL24105G レビュー:便利ズームの決定版【SEL2470GMとa036比較】

2019年11月21日

FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G

一本だけレンズを残すなら…で選ばれて堂々の一位、SEL24105Gのご紹介です。

焦点距離24mmから105mmという幅広いズームレンジを備えながら、SEL2470GMに匹敵すると言われる優れた描写があれば当然売れます。

そんなSEL24105Gですが、タムロンのa036/28−75mmやSEL2470GMといった強力なライバルがございます。

私もSEL24105Gを買うときに、めちゃくちゃ悩んだのでa036やSEL2470GMとの比較も含めてレビューしてきますよ。

主な仕様

レンズ仕様
名称 FE 24-105mm F4 G OSS
型名 SEL24105G
レンズマウント ソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm) 24-105
焦点距離イメージ(mm) *1 36-157.5
レンズ構成 (群-枚) 14-17
画角 (APS-C) *1 61°-15°
画角 (35mm判) 84°-23°
開放絞り (F値) 4
最小絞り (F値) 22
絞り羽根 (枚) 9
円形絞り
最短撮影距離 (m) 0.38
最大撮影倍率 (倍) 0.31
フィルター径 (mm) 77
手ブレ補正 レンズ内手ブレ補正方式
テレコンバーター (1.4x) 非対応
テレコンバーター (2.0x) 非対応
フードタイプ 花形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm) 83.4 x 113.3
質量 約 (g) 663
付属品
フード (型名) ALC-SH152
レンズフロントキャップ ◯ALC-F77S
レンズリヤキャップ ◯ALC-R1EM
ケース ソフトケース
その他付属品

操作性

G級のビルドクオリティで、全体的に非常に良くできていると思います。

フォーカスホールドボタンが付いているので、瞳AFなどを割り当ててカスタマイズすることができて便利です。

携帯性

個人的には、一日中ストレスなく持ち歩けるギリギリの重さです。

24mmから105mmの焦点距離をこれ一本でカバー出来ると考えると決して重くはないと思います。

機能性

このレンズの優れたところは、レンズ内手ブレ補正。

ライバルのSEL2470GMやa036にはこの機能が備わっていません。

F4通しとなると、やや暗所が苦手という弱点がありますが、この手ブレのおかげで多少シャッタースピードを落としてもブレなく撮影できます。まさに鬼に金棒。

また、AFが高速かつ正確。使ってみるとすぐに分かりますが、本当に早いです。

SEL24105G 作例

和傘
SONY α7R II , SEL24105G, 1/200, F4.0, ISO 100, Photo by GAGAnuma

複雑で美しい骨組み。このレンズはツァイスとはまた違った発色の良さがあります。

角館 武家屋敷
SONY α7R II , SEL24105G, 1/60, F8, ISO 160, Photo by GAGAnuma

歴史のある角館の武家屋敷。新緑の季節、爽やかな色です。

不忘閣 大湯
SONY α7R II , SEL24105G, 6, F8.0, ISO 200, Photo by GAGAnuma

温泉のゆる〜い写真。絞り込むと美しい光芒がみられます。

大洗磯前神社
SONY α7R II , SEL24105G, 30, F11, ISO 50, Photo by GAGAnuma

大洗磯前神社。朝日が登る前の薄明かりの世界をNDフィルターを使用しスローシャッターで。

水面を滑らかにすることで、鳥居の清潔さが際立ちました。24mmは風景撮影で大活躍します。

弘前公園 夜桜
SONY α7R II , SEL24105G, 3.2, F8.0, ISO 200, Photo by GAGAnuma

弘前公園の夜桜。

このレンズはF8〜11位まで絞って撮ると中央から四隅まで非常にシャープになります。

西行戻しの松公園 読書する人
SONY α7R II , SEL24105G, 1/200, F4.0, ISO 100, Photo by GAGAnuma

絞り開放での撮影。自然なボケで、素直に美しいと思います。

松島にある西行戻しの松公園という有名なフォトスポットです。

それにしてもこんな美しい場所でする読書なんて最高でしょうね。

東京国際フォーラム ガラス棟 リフレクション
SONY α7R II , SEL24105G, 1/8, F8.0, ISO 2000, Photo by GAGAnuma

東京国際フォーラム、ガラス棟でのリフレクション。

実はコレ、SS1/8手持ち撮影です。レンズ内手ブレ補正がこんな写真も撮れちゃいます。

新国立美術館 カフェ
SONY α7R II , SEL24105G, 1/60, F8.0, ISO 320, Photo by GAGAnuma

新国立美術館での一枚。映画「君の名は」のワンカットにあったカフェ。

こういった撮影者が前後に動けない場所ではズームレンズが本当に便利です。

新国立美術館 カフェ 俯瞰
SONY α7R II , SEL24105G, 1/60, F8.0, ISO 320, Photo by GAGAnuma

東京は撮影スポットが多くて楽しいですね。

山寺 子猫
SONY α7R II , SEL24105G, 1/60, F4.0, ISO 100, Photo by GAGAnuma

ここまで褒めてばかりでしたが、やはりF4通しだとボケの量が物足りない…なんて感じることもあります。

そういうときは105mmまでズームして開放すると、ここまで立体感のある描写になります。

そしてこのレンズの真骨頂はAFの速度と正確さです。

ビュンビュン泳ぎ回る天空のペンギンもなんのその。しっかり写し止めます。動体撮影はこのレンズの最も得意とするところです。

動画撮影にも向いているのではないでしょうか。

SEL2470GMとa036との比較

a036がオススメの人

F2.8通し、コンパクトなボディで10万以下というGM殺しのレンズ。

さらに、テレ側は2470GMを超えるシャープネス。

24mmを失ったことで手に入れたコンパクトさ、実売8万円台というコストパフォーマンスの良さが光ります。

純正レンズに比べるとフォーカス速度は劣りますが、私は言うほど気にならなかったです。

a036は被写体にグッと寄ってハーフマクロのような撮り方も出来ます。

描写の傾向としては柔らかく、女性をふんわり撮れるので、ポートレートメインに撮るのであればa036がオススメです。

今全くレンズを持っていない状態かつ予算10万前後で一本しかレンズが買えないという条件なら、私はa036を買うと思います。F2.8の明るさは最低限欲しいですし、寄って撮影出来ると表現の幅が広がりそうです。

SEL24105Gがオススメの人

旅行写真をこれ一本で何でも撮りたいという方にオススメです。

旅行中の記念写真はF4位絞った方が風景がしっかり写ると思いますし、初心者の方でもミスショットが少ないと思います。

使ってみると意外と70-105mmの領域を使う場面が少なくないので、この焦点距離をカバーしてくれるのは助かります。

これ一本あれば、この焦点距離のレンズを持ってきていれば…と旅行中後悔することは無いと思います。クロップすれば150mm付近の焦点距離までカバーできますし。

手ブレ補正や超高速のAFなどの高機能も素晴らしい。

解像度は便利ズームの割には素晴らしい、という評価です。

レンズキット代わりとして初めに購入する方におすすめです。

SEL2470GMがオススメの人

最高の写りをする標準ズームが欲しい方におすすめ。

標準ズーム自体、設計が難しいらしく、どのメーカーも苦労している印象がありますが、SEL2470GMは現時点の標準ズームの中で最も優れた標準ズームであることは間違いないです。

特に広角側のシャープネスは流石GM。

フォーカス速度も純正ならではの速さ。

レンズ内手ぶれ補正は付いていませんが、最近のカメラはボディ内手ぶれ補正が強力になってきているので必ずしも必要ないかと思います。

重さ、大きさ、高価格がネックですが、間違いなく最高の標準ズームだと自信を持っておすすめできます。

正直言うとRシリーズのような高画素モデルを使うならGM一択です。

総評

元々単焦点レンズを何本か持ち歩いて交換するスタイルでしたが、やはりズームレンズは非常に便利です。

特に風景撮影において、立ち位置を変えずに画角を自由自在に変えられる、この一点のためだけにズームレンズを持つ価値はあると思います。

SEL24105Gは対応範囲の広さと手ぶれ補正、G級のビルドクオリティと画質、と良くまとまったレンズ。

これ一本で旅行先でのほぼ全てのシチュエーションに対応出来るため、思考停止ではじめの一本として買う価値はあります。

まずこれを買ってみて、よく使う焦点距離やF値を見極めて今後のレンズ構成を考えていくというのがいいかもしれません。

現在非常に手に入りにくい状態ですので、見つけた人は即買い推奨。

 

Eマウントレンズ レビュー

2019年11月21日

Posted by GAGAぬま